出展者インタビュー

アグロ・イノベーション

ホリアキ株式会社

福岡営業所 所長

丸岡 健太郎 氏(写真左)

九州営業部 部長 包装管理士

山村 建二 氏(写真右)

実際にご出展いただいた企業の方にお話しを伺いました。ご出展検討の一助としてご高覧ください。

聞き手:一般社団法人日本能率協会
九州アグロ・イノベーション事務局
中野健太郎

流通業界の変化の実態とは?

さっそくですが、山村様と丸岡様のお立場と役割をお教えください。

(山村氏)
私たちの会社は包装用をメインとした資材を販売しています。

昨今は人手不足や人件費高騰などさまざまな問題が浮上しています。

出展は今回で4回連続になりますが、省力機器の出展でみなさんのお困りごとを解決し、お役に立ちたいという思いを持っています。

それに加え、より売れるデザイン、パッケージについてもいっしょに提案したいと考えています。

(丸岡氏)
近年は流通業界に大きな変化の波が押し寄せています。

農業生産者がダイレクトにスーパーや卸先に販売するほか、ネット販売を考えるケースも増えてきました。

特に加工品でそういう状況が見えます。

そこで、6次産業化を検討している生産者の方々に対して、包装から販売で、いかに付加価値を加えた商品を提案できるのといったことを視野に入れ、ラインナップをご用意しました。

九州アグロ・イノベーションには、業界の課題と見せる展示を連動されて、出展の意義や効果が高まるように工夫されているのですね。

(丸岡氏)
継続して出展してきましたが、その間にインターネットの活用や流通の変化が進んできました。

生産者も価格や情報に敏感になってきましたので、弊社としても生産者の声をダイレクトに受けながら、出展しようと思いました。

九州で展示会を開くメリットとは?

業界の課題についてもお話しくださりありがとうございます。
ところで、少し古い話になりますが、この展示会を知ったきっかけは何でしたか?

(山村氏)
もともとは東京で開催しているアグロ・イノベーションに第1回から出展していました。

東京でずっと実績を残してきたわけですから、九州でも第1回の展示会があるということですぐに出ようと決めました。

それが一番でしたね。

東京開催の場合、生産者を含めて全国から来場があります。
今回のように九州開催ですと生産者により近い場所で展示できると思いますが、その点はどうお考えですか。

(山村氏)
そうですね。

農家に直接1件ずつ回るわけにはいきませんから、展示会に出ることで、幅広い来場者に見てもらえることがメリットだと思います。

それに、九州で開かれる農業関連の展示会は、アグロ・イノベーションのほかは、ほとんど知りません。展示会を通じて生産者だけでなく、農事組合法人やJAと知り合えることも大きいです。

だから、出展の決断については迷うことがありませんでした。

ありがとうございます。
ところで、出展に際して、何か大変だったことはありますか?

(丸岡氏)
来場者に対するツールづくりは苦労しました。
あとは展示の見せ方も考えましたね。

それと、包装資材、包装機器の選定や、生産者に対してどうアプローチするのかも考え抜かねばなりません。

農産物の加工を考えている生産者向けのラインナップは、考えるのに何カ月も要しました。

今回の出展は、考えた分、ラインナップの選考に間違いなかったようで、ある程度の手ごたえを感じています。

出展して良かったこととは?

農業分野でも包装資材を含めていろいろな展示会がありますが、その中でこの展示会に出展しておこうと決めるポイントはどこにありますか。

(山村氏)
1つは集客力ですね。

このアグロ・イノベーションに関していえば、より生産者と距離が近い部分です。

これまでうちの会社は一次卸が多く、現場の生の声を聞く機会がなかなかなかったのです。

ですから、ユーザーの声を直接聞けるのがメリットですね。

実際に出展いただいて、今日で2日目が終了ですが、感触はいかがでしょうか。

(丸岡氏)
今回はどちらかというと規模の大きい生産者の来場が多かったように感じました。

ほかには異業種から農業へ参入しようとする方もいましたね。

そういう方々と接点を持てたことが、大きな収穫になっています。

今後、アグロ・イノベーションに出展するか悩んでいる方に対し、何かメッセージがありましたら、お願いします。

(山村氏)
やはり生産者との距離が近いのが魅力でしょう。
色々工夫して出展すると、手ごたえがあると思います。

ありがとうございます。

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