出展者インタビュー

フローラル・イノベーション

株式会社シモジマ

第二営業部 部長

佐藤 元一 氏

(※写真撮影にあたって特別にマスクを外していただきました)

こういう時期だからこそ新しい商品を幅広く提案し、
来期の売上のために種まきをしなくてはならない

佐藤様のお立場と出展製品について教えてください。

(佐藤氏)
営業部の部長として、ブースの現場の責任者をしています。

今年はブロッコリーの出荷が多くなっています。
包装資材で、鮮度保持のイスラエルのエクステンドというブロッコリーの袋を出展しています。

一般的には、発泡スチロールに氷を入れる流通形態が普通です。鮮度保持があまりよくないことに加え、15kgくらいの重量になります。段ボールとエクステンドを利用すると約9kgくらいになり、約6kgスリム化でき、配達時のCO2削減など鮮度保持だけでなく環境を配慮した提案ができます。これをサカタのタネさんと取り組んでいます。

もう1つ、花の需要が年々下がっているなかで、色々なシーンで売る提案として、エアフルールという包装資材を紹介しています。コンビニやスーパーなどで、飲み物や食べ物と一緒の販売方法をと提案しています。今回は、様々な業種の方々からかなり反響がありました。

この展示会は、お花や野菜の生産者の来場が多く、見積依頼やサンプル依頼が急増しています。

今回の出展では、出展者さん向けにもご提案ができるよう、コロナ対策用品の商材として、マスク、アルコール製剤や非接触式電子温度計などもブースに設置しました。

今、お持ちの課題についてお聞かせください。

(佐藤氏)
コロナの影響で、業種によって売上が大打撃を受けています。
また2020年7月のレジ袋有料化によって紙袋も有料にするお店が多く、レジ袋だけでなく、紙袋の総需要も激減しています。

そのような中ご出展いただき本当にありがとうございます。
フローラル・イノベーションを知ったきっかけをお聞かせください。

(佐藤氏)
日本フローラルマーケティング協会の事務局の紹介で出展のお誘いがありました。
他の展示会はすべて出展を取りやめていたのですが、本展示会については要請を役員会にかけ、出展できました。

出展の決め手は何でしょうか?

(佐藤氏)
農業や花き業界など、こういう時期だからこそ新しい商品を幅広く提案し、来期の売上のために種まきをしなくてはならないと考えました。

展示会の、入場口で検温を徹底されるなど、かなり対策を実施されていましたので、そこまで心配する必要はなかったかなと3日間の出展を通じて感じています。

実際に出展してみての感想をお聞かせください。

(佐藤氏)
思っていた以上に来場者が多いですね。
さらに、こういう状況でご来場される方は、目的をもってかなり貪欲に商品についても熱心に見て質問してくださる方が多かったです。従来の展示会よりは、サンプル依頼がたくさんありました。全体としては来場者が減っているのかもしれないのですが、私たちとしては想像より来場が多い印象です。

※会期後談
新商品導入先として、通販会社やギフトショップ、生産者等、新たな販売ルートで新規開拓ができています。来場者から商品について詳しく説明してほしいとアプローチいただいての訪問が多いです。

本日はありがとうございました。

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