
旭川計量機株式会社
アグリ・マリンチーム 次長(リーダー) 計量器コンサルタント
遠藤 篤史 氏
今回の出展の狙いとは?
早速ですが、遠藤様のお立場と役割を教えてください。
(遠藤氏)
アグリ・マリンチームという営業部署で次長をしています。
アグロ・イノベーションのご出展を決定されたのは遠藤様ですか?
(遠藤氏)
私から弊社の常務と社長に要望し、承諾を得ました。
貴社には九州アグロ・イノベーションにもご出展いただきました。
九州と東京両方にご出展しようとお考えになったのも遠藤様ですか?
(遠藤氏)
はい、きっかけはチームとしての提案です。
以前から九州の展示会に出展して、どのくらいの需要があるかを知りたいと考えていました。
九州での出展を提案したところ、社長から「東京も今まで通りに出展したらどうか」と提案され、両方に出展することになりました。
業務上で出展前に感じていた課題はありますか。
(遠藤氏)
私の部門は特殊な機械を扱うことが多いのですが、開発がうまくいき主力となる商品ができ上がりました。
しかし、商品を販売する際の販売網やそれを求めているお客様の需要が市場調査の中でつかみ切れていませんでした。
今回の出展は市場調査の意味も込め、需要をしっかりとリサーチしたいというのが、アグロ・イノベーションに出展する大きな目的の1つです。
商品のリリースはいつごろですか?
(遠藤氏)
さまざまな野菜を1つの機械で選別する機械は2017年の春ごろ、トウモロコシの先端不稔を調べるラインは5年ほど前にでき上がっています。
展示会を知ったきっかけは何だったのでしょう。
(遠藤氏)
前回は別の展示会に出展しました。
今回、アグロ・イノベーションに出ることでどれだけ当社が求めているお客様が来るのか、試してみたい気持ちもありました。
2つの展示会で来場客層を比べてみたかったわけですね。
(遠藤氏)
そうです、それで出展しました。
販売先として求めている来場者層とは?
出展を決めるまでに障害となるようなことはありましたか?
(遠藤氏)
展示会に出すとなれば、それなりの機器を用意しなければなりません。
デモ機は前からありますが、もうちょっと完成度の高いものが必要だと思いました。
そこで、メーカーに協力を要請して製作しましたが、それが展示会に間に合うのかどうか心配しました。
そのぎりぎりの部分はどのようにして解決したのでしょうか。
(遠藤氏)
純粋にメーカーと下請けの協力会社が努力してくれ、非常に厳しい納期の中で機械を作り込んでくれました。
それと、ソフトウェアのバージョンアップにも一生懸命になってくれました。
その結果、皆様にお見せしても恥ずかしくないものができました。
その機械の強みはどんなところですか?
(遠藤氏)
われわれはこれまで、中小規模の農業生産法人や農協、問屋、青果屋などに向けて提案することが多かったです。
これからはもっと規模が小さいところのニーズにも応えていきたいと考えています。
プラントメーカーの機器より安く、しかもコンパクトで場所を取らない機器を提案していくつもりです。
今回のご出展の決め手は何でしたか?
(遠藤氏)
いろいろな展示会に出展して比較してみたい気持ちを持っていました。
弊社が求めるお客様が来るのか、来ないのかを見極めたいと思っていました。
出展してみての感想とは?
実際に出展してどんな感想をお持ちですか。
(遠藤氏)
正直にいうと、こちらの展示会の方が求めているお客様が多いですね。
現実にはまだ受注まで行っていませんが、商談に近い打ち合わせも2~3件入ってきました。
ブース外で打ち合わせすることもありますので、実りのある展示会になっています。
頑張って新しいデモ機を作っていただいた甲斐があったのかなと思うと、事務局としてもうれしいです。ところで、貴社はどういう来場者層を求めていたのでしょうか。
(遠藤氏)
農協の方々、生産に従事している方、経営者の方々ですね。
青果物を取り扱い、選別して箱詰めしている青果屋の方がすごくたくさん来ています。
過去に参加した展示会では正直、素性のはっきりしないような方もいたのですが、この展示会はあとで名刺からリサーチしてもしっかりと検索できる方が多く、信頼性もすごく高いです。
今日はどうもありがとうございました。
(遠藤氏)
こちらこそありがとうございました。